桂吉弥 「阪神」ネタにした新作落語でまさかの失笑 「1月は大いに盛り上がったんですよ」

[ 2022年4月14日 13:40 ]

「阪神、もっと打ってくれよ~」と、バットを構える素振りで独演会もアピールする桂吉弥
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 落語家・桂吉弥(51)が14日、大阪・サンケイホールブリーゼで「桂吉弥独演会」(5月14日、同ホール)の取材会を行った。

 披露するのは1月にネタおろししたばかりの新作「トラちゃん」に大作「らくだ」、「悋気の独楽(りんきのこま)」の3席。「トラちゃん」は阪神タイガースが、マスコットキャラクター・キー太の頑張りに触発され、ぶっちぎりで優勝する―というストーリーで藤浪晋太郎投手が20勝で沢村賞という夢のような新作だ。大の阪神ファン・吉弥が昨年から構想を練り仕上げたシンデレラ・ストーリーだったが「まさか阪神がこんなことになってるとは…」と肩を落とし「1月にやった時は大いに盛り上がったんですよ。でも、もうこないだやった時は失笑が漏れて…。何でこんな事になったんや?」と自嘲気味に話し、独演会では「ストーリー、ちょっと変えるかも」と弱腰だった。

 1994年の初高座から28年。先日行われた吉本興業創業110周年記念特別公演「伝説の一日」で披露した「ダウンタウン」の漫才を配信で見て、刺激を受けた。「すごいですねえ。あの息と間で落語やったらすげえな、と。舞台袖が後輩や吉本の人で鈴なりやったと聞いたんで、僕も後輩が袖で見てくれるような、そんな人になりたい」と決意を新たにしていた。

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2022年4月14日のニュース