生田絵梨花「10年間ありがとう」 乃木坂46卒コン、ピアノで伴奏「君の名は希望」全員号泣で熱唱

[ 2021年12月16日 10:19 ]

自身の卒業コンサートに登場した乃木坂46の生田絵梨花
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 乃木坂46の生田絵梨花(24)が15日、横浜アリーナで卒業コンサートを行った。アンコールでは、生田のサイリウムカラーである黄色で彩られた会場に、真っ白なドレス姿で登場。今月31日をもって卒業する生田は「乃木坂46が大好きでたまりません。本当に10年間、ありがとうございました」と目を潤ませた。

 3歳から始めた特技のピアノを生かし、生田の伴奏でメンバーが歌う「君の名は希望」を披露。「最後は大好きなみんなの歌声と姿を目に焼き付けたい」と語り、生田を中心に全員で大粒の涙を流しながら熱唱した。ライブでは最新のセンター曲「最後のTight Hug」など全28曲のパフォーマンス。切れのあるダンスや持ち前の歌唱力で盛り上げた。

 2011年8月に1期生オーディションに合格し、中心メンバーとして活躍。キャプテンの秋元真夏(28)は「今年の紅白歌合戦まで、たくさん思い出をつくりたい。私たちは誰よりもいくちゃんの応援団だよ」とエールを送り、メンバーも深くうなずく。明るく優しい性格で、全員から愛されてきた証だ。ユニット曲「偶然を言い訳にして」では、サプライズで思い出の写真がコラージュされた感謝状も贈られた。

 6歳の時に見たミュージカル「アニー」の影響で舞台女優を志し、在籍中も数々の舞台に出演。公演直後にそのままライブに合流することもあり、ファンの間で「影武者がいるのでは?」と噂されるほどのタフさも魅力の一つだった。19年には第44回菊田一夫演劇賞を受賞するなど実績も十分で、卒業後は女優業を中心に活動する予定。すでに来年公開の映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」や5月の主演舞台「四月は君の嘘」が決まっており、さらなる飛躍が期待される。

 アンコールの最終曲はドイツ語で「ありがとう」を意味する楽曲「ダンケシェーン」。大輪の花のような笑顔で歌い上げると「声が出せない中、思いを届けてくれてありがとう!またどこかで会えますように」とニコリ。晴れやかな表情でラストライブを結んだ。(小田切 葉月)

 ≪筒美京平さんも認めた歌唱力≫
★生まれ 1997年(平9)1月22日生まれ、ドイツ・デュッセルドルフ出身の24歳。1メートル60、血液型A。愛称は「いくちゃん」。

 ★歌唱力 高校生から声楽を習い始め、透明感のある伸びやかな歌声が特徴。ソロ歌唱の機会も多い。3月に発売された作曲家・筒美京平氏の生前最後の本人公認トリビュートアルバム「筒美京平 SONG BOOK」では「卒業」をカバー。

 ★ミュージカル 「レ・ミゼラブル」のオーディションでコゼット役に抜てき。同作の旧演出を見るためロンドンまで足を運んで鑑賞するなど研究熱心な一面も。

 ★フィンランド民謡 歌唱力と、ドイツ出身の発音を生かし冠番組などで披露。フィンランド大使館が公式SNSで絶賛。

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