神田伯山 大河「青天を衝け」で俳優デビュー 辻講釈に挑戦 セリフを「一生懸命覚えて」

[ 2021年9月11日 18:29 ]

講談師の神田伯山
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 講談師の神田伯山(38)が10日放送のTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」(金曜後9・30)に出演。NHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・00)で俳優デビューを果たすことを明らかにした。

 伯山は番組冒頭に「何と何と、大河ドラマ『青天を衝け』に講談師役で出演をすることになりました。ごめんなさい、大河男優になってしまいました」と報告した。

 出演依頼はマネジャーと車に乗っているときにメールで届いた。「大河?って。俺『青天を衝け』って正直見てなくて、主役誰なの?ってそんなことすらも知らなくて」としたものの、「聞いたら(主役は)渋沢栄一だってんだよ。そうか明治かと思って。講談師役でって言うオファーなの。まあ、辻講釈みたいな感じで、往来でもって、当時のニュースみたいなの読んでたんですよ」と説明した。

 「ああ、そうかと思って。俺もすっと役作りに入っていったから。大河男優としてきっちり痩せてかなきゃななんて思いながら。昔そんな太ってるやついないかななんて思いながら」と意欲を見せた。

 また伯山は過去にもNHKBSのドラマ「怪談牡丹燈籠異聞 お露と新三郎」や「鳴門秘帖」などに「ナレーション兼出役としても出てるんですよ。冒頭にバンと出るみたいな。でも絡みはないんです他の俳優さんと」と明かしたが、当時については、「セリフを覚えて来ないって言う実績がありますから、とにかく。1行ずつ撮るって言う。目が悪すぎるからカンペも読めないっていう」と振り返った。

 数週間前にラジオのスタッフにオファーが来たことを伝えると、スタッフからは子どもを諭すように「今度はセリフを覚えていった方がいいですよ」とアドバイスされたとした。「分かってますよ。覚えていくに決まってんじゃないですか。絡みあるんですよ。今までのナレーションと違って、もうバカ言っちゃって、みたいな」と笑って見せた。

 そうして撮影では辻講釈を演じることになった伯山。これまで辻講釈をしたことはなかったが、知人の文献で勉強、さらに渋沢栄一の時代は二代目神田伯山が活躍していた時代だったため、「じゃあもう(講談師は)二代目伯山ってことにしませんか。二代目伯山の役を六代目伯山がやっているのもちょっと面白いじゃないですか」と提案したとした。また「セリフがまず覚えらんない。入って来ないんですよ。難しいんだよ」としながらも「きついなと思いながらも一生懸命覚えて」本番に挑んだとした。

 本番ではエキストラのリアクションが気になってセリフが飛んでしまうハプニングなどもあったものの、無事に撮影を終えたとした。「最終的には何カットか撮ったりして、たぶん映像で見ると問題ないと思うんですけど」「ちゃんとつないだら良くなると思うんですよね」と自信を見せた。放送日については未定とし、「どうなっているか、ぜひ見て頂ければと思いますけれども」と締めくくった。

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2021年9月11日のニュース