メリーさんを悼む 残間里江子氏「素晴らしきワーキングマザー」石井ふく子氏「手を握られ…」

[ 2021年8月18日 05:30 ]

メリー藤島さん死去

石井ふく子氏

 メリーさんを知る関係者からも悲しみの声が続出した。1970年代から親交のあるプロデューサーの残間里江子氏(71)は「素晴らしきワーキングマザー」としのび「同居のスタッフに“旅行に行ってくる”と言って、約10日後に赤ん坊を連れて帰ってきた。驚いていると“産んできたのよ”と答えた」と仰天のエピソードを明かした。

 また、70年代後半に事務所が低迷した際には「事務所が4階建てぐらいの立派なビルから質素なビルに移転。男性なら落ち込むだろうけど、メリーさんは“会社が小さくなったら、オフィスも小さくする。また良くなったら、良いところに移ればいい”と言っていた」とメリーさんから仕事の哲学も学んだと語った。

 40年来の付き合いのプロデューサーの石井ふく子氏(94)は19年のジャニー喜多川氏のお別れの会を思い出す。控室でメリーさんと対面した時「手を握られ“私のことを頼むわね”と言われた。その理由を聞くと“心配なのよ”と答えたのが印象に残っている」と振り返った。

 65年以上の親交がある黒柳徹子(88)は文書でメリーさんが「おいしいものを食べさせたい」と果物や料理を届けてくれたことをつづった。皮のむきにくい果物はわざわざ自分で皮をむき、すぐ食べられるようにして届けてくれたとし「メリーさんみたいにやさしい人はいなかった気がします」としのんだ。

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2021年8月18日のニュース