イベントホール「スタジオコースト」が来年1月閉館　営業継続交渉も再契約ならず…惜しむ声続々

2007年、米歌手のマイケル・ジャクソンのプレミアVIPパーティーが行われた新木場スタジオコースト
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　東京・新木場のイベントホール「スタジオコースト」が来年1月末で閉館することが12日、同館公式ツイッターで発表された。

　「この度STUDIO　COASTは定期借地契約満了に伴い2022年1月をもちまして閉館致します。これまで足を運んでいただいた多くのお客様、ご支援いただきました皆様に心より感謝申し上げます。最終日までスタッフ一同全力を尽くして参ります」と記載された。

　ツイッターによると、2002年に開業。昼間はライブハウス、夜はオールナイトイベントが開催されてきた。昨年、新型コロナウイルス感染拡大の影響でイベントの中止や自粛が増加。クラウドファンディングや備品レンタル事業、ネーミングライツを売却するなどして営業を続けていた。「営業を継続する為、土地所有者と協議、交渉を続けてまいりましたが、誠に残念ながら再契約には至らず1月30日の最終営業日をもちまして閉館とさせていただく運びとなります」とした。

　2007年には歌手のマイケル・ジャクソンのプレミアムVIPパーティーが行われたほか、国内外の多くのミュージシャンがライブを開催。音楽以外でも幅広いジャンルのイベントが行われた。当日に出演するアーティスト名やイベント名などが掲げられる建物正面看板は名物の一つだった。

　閉館の一報に、ネット上では惜しむ声が続々と投稿された。ロックバンド「Hi-STANDARD」のボーカル・難波章浩は「本当残念です…めちゃめちゃ好きな箱でした！！」と惜しんだほか、「悲しい」「残念すぎる」「コーストなくなっちゃうのマジで？哀しすぎる…」「皆のコーストでの思い出見てると泣けてくる」「来年1月なんて早すぎる」などと投稿が相次いだ。