デーブ・スペクター氏 「日本の芸能人の発言のハードルは非常に高い」

[ 2020年5月17日 11:34 ]

デーブ・スペクター氏
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 放送プロデューサーでタレントのデーブ・スペクター氏が17日、TBS系「サンデージャポン」(日曜前9・54)に出演。“芸能人による政治的発言”への否定的な意見が一部で挙がっていることについてコメントした。

 検察官の定年を延長する検察庁法改正にSNS上で抗議意思を示す活動が芸能人にも広がっている。このことに一部では、否定的な意見が出ている。歌手きゃりーぱみゅぱみゅ(27)は10日、「検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグ付きのコメントを投稿。その後政治評論家の加藤清隆氏から「歌手やってて、知らないかも知れないけど」「デタラメな噂に騙されないようにね」などとコメントされると、「歌手やってて知らないかもしれないけどって相当失礼ですよ、、、、」と抗議の意思を示した。

 デーブ氏は「きゃりーはずっと会社やってて起業家でもあるんですよ。ただなんでこうなったかって、まずハッシュダグがあったから、乗りやすい、リツイートしやすい、みんな自宅にいるっていうのがある」と分析し、「本来ならば、黒川氏の件で怒っているのであれば、2月に立ち上がるポイントがあった」と指摘した。

 そして「昨年も政権にまつわる疑惑、まあその前からあるんですけど、ただ、しょせん芸能人ってみんなに言われる。レディー・ガガだって言われますよ。だけどそれがあるからこそ、もっと勉強した上で説得力あるメッセージでないと。例えば堀江さんが力説した動画全部見ると“なるほど、こういう見方もあるな”っていうのがあるわけです。いろいろやってからでないと日本の芸能人の発言のハードルは非常に高い」と持論を展開した。

 その上で「問題があって、選挙になると何も言えないこと。特にテレビに出ると。今回の人たちも自分がどこを普段支持してるっていうのは言ってないですよね。だからそのあいまいさが今一つ応援につながらないと思うんですよね」と話した。

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2020年5月17日のニュース