コメディアンが差別発言で司会者降板　米アカデミー賞授賞式

　来年２月に行われる米アカデミー賞の授賞式の司会者に４日に選ばれた人気黒人コメディアンのケビン・ハート（３９）が６日、過去の同性愛者への差別発言で降板に追い込まれた。アカデミー賞は視聴率低下が指摘され、主催団体の米映画芸術科学アカデミーがハート起用で回復を狙ったとみられていたが、思わぬトラブルに見舞われた形だ。

　起用が発表された後、インターネットで過去の発言や書き込みが問題視され始めた。アカデミーからは「謝罪しなければ他の司会者を探す」と“最後通告”があったという。