「クレヨンしんちゃん」2代目しんのすけ声優に小林由美子 「光栄とともに責任の重さ痛感」

[ 2018年6月14日 12:00 ]

7月から「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけ役を担当する小林由美子
Photo By 提供写真

 テレビ朝日は14日、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」(金曜後7・30)の主人公・野原しんのすけ役の声優を降板すると発表された矢島晶子(年齢非公表)の後任として、小林由美子が2代目しんちゃんを務めると発表した。7月6日の放送が初登場となる。

 小林は2代目しんちゃんを務めるにあたり「このような大役を仰せつかり光栄とともに責任の重さを痛感する毎日です」とコメント。同作第1話から見直して勉強を重ねているといい「この凡人ではとても思いつかないしんちゃん像を作り上げた矢島さんに改めて畏怖と尊敬の念でいっぱいです」と初代への思いを言葉にした。

 また、「力不足な部分は多々ありますが、『お任せください!』と胸を張って言うことが、並々ならぬ思いで、27年という長い間大切に育てていらしたしんちゃんを後に託すご決断をなさった矢島さんとスタッフの皆様、そしてずっと応援してくださっているファンの皆様への礼儀だと思っております」と決意も。最後は「その為にも矢島さんのしんちゃん魂をしっかり学び、一年でも早く皆様に慣れ親しんで頂けるしんちゃんになれるよう、日々精進していきたいと思います」と意気込みを示した。

 小林は2000年にオリジナルビデオアニメ「KIRARA」の美田役でデビュー。2001年、アニメ「電脳冒険記ウェブダイバー」(テレビ東京系)の結城ケント役で初主演。アニメ、ゲーム、洋画・海外ドラマ吹き替え、ラジオなどで活躍している。

 1992年4月13日の放送開始からしんちゃんを務めている矢島について、同局が今月1日、29日の放送回で降板すると発表。矢島から「しんのすけの声を保ち続けることが難しくなった」などと局側へ申し出があったという。

 矢島は同局を通じ「キャラクターの声を作る作業に意識が集中し、役としての自然な表現ができにくくなってしまったため」とコメント。過去のインタビューでは「お酒を飲みすぎた時などの“おえぇ”の“お”でやると、しんちゃんになる」と説明し「結構疲れる」と苦労を明かしていた。

続きを表示

この記事のフォト

2018年6月14日のニュース