テレ東「池の水ぜんぶ抜く」古墳ロケ中止を発表「発掘が目的との印象を与えかねない」

[ 2017年12月2日 20:12 ]

 テレビ東京は2日、人気シリーズ「池の水ぜんぶ抜く」の第6弾となる来年の正月特番「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜きましておめでとう2018」で、箸墓古墳(奈良県桜井市)に隣接する池で行われる予定だったロケを中止したことを発表した。

 同局は11月26日に放送された第5弾「緊急SOS!史上最大の池に異常発生!怪物1万匹!?池の水ぜんぶ抜く大作戦5」で、正月特番の放送を発表。卑弥呼が眠るといわれる箸墓古墳に隣接する池でロケを行うとし、歴史的な大発見があるのか注目されていた。

 ロケ内容や日程について取材先と綿密に準備を進めていたという同局だが、「当該番組の告知を放送したところ、反響が予想以上に大きく、『発掘が目的との印象を与えかねないのではないか』など様々な意見が出てくるとともに、取材先の方々にも多くのお問い合わせがいってしまうなどの状況となりました」と経緯を説明。「これを受け、取材先の方々とテレビ東京とで協議をした結果、地域の皆様にご迷惑をおかけしてしまうという可能性も鑑み、総合的に判断した結果、この部分の取材を見送るという結論に至りました」と発表した。

 また、ロケ中止となったことを受けて「当社では、今後も真摯に番組制作にあたって参りたいと思います」とコメントした。

 来年正月に放送される第6弾は、シリーズ初の3時間スペシャル。俳優の満島真之介(28)が参戦し、神奈川県横浜市の徳生公園で番組史上最多となる117匹のアカミミガメを捕獲する。また、箸墓古墳ロケが中止となったことを受け、代替ロケが行われる。MCはロンドンブーツ1号2号・田村淳(43)とココリコ・田中直樹(46)が務める。

 池の水を抜くだけの異色番組。今年1月15日に第1弾が放送され、第3弾(6月25日)で千葉県習志野市長から直々に依頼が舞い込むなど、放送を重ねるごとに話題に。第4弾(9月3日)は東京のド真ん中、日比谷公園の雲形池の水抜きに挑んだ。

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2017年12月2日のニュース