斉藤由貴 不倫認め謝罪…相手医師は「元ファン」告白、未練も

[ 2017年9月12日 05:30 ]

8月3日に釈明会見した際の斉藤由貴。この時は不倫を否定していたが…
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 50代の男性医師との不倫騒動にあった女優斉藤由貴(51)が11日、正式に不倫を認めた。「今回のことは、全て私の責任です」と切り出した異例の長文の謝罪文をマスコミ各社に送付。不倫関係を解消したことを明かし、医師の家族に謝罪した。一方、医師もテレビ番組で真相を告白。明らかになったのは、斉藤のファンだったこと。テレビの中にいた憧れの存在が突然患者として目の前に現れ、舞い上がった果ての“青春の憧れ不倫”だった。

 「お相手の男性に、女優としても、女性としても、頼りすぎてしまいました。でも、もう、終わりにしました」。不倫と関係解消を明かした斉藤は医師の家族に向け「つらい思いをさせ、苦しめてしまったこと、この場をお借りしてお詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。

 先月3日の会見で医師に「好意はある」と漏らしながら、不倫を否定したことには「子供達が目にすることを考えると、あの公の場で何もかもお伝えすることは、私にはどうしてもできませんでした」と釈明。夫にも改めて謝罪しており、今後は離婚回避に向けて話し合いを行っていく。

 また、斉藤は厳格な倫理観で知られるモルモン教徒。不倫もご法度だ。地元教会の指導者に除名処分を申し出たが、「教会のために由貴さんがいるのではない。由貴さんの人生のために教会がある」と言われたという。

 一方、医師もこの日放送された日本テレビ「スッキリ!!」で不倫を告白。自身も家族があり「本当にごめんなさい、それだけです」と謝罪した。一方で「斉藤由貴さんを守ってあげたい。ただ僕にはもうそれができない」「涙が出ちゃうけど」と未練ものぞかせた。

 医師は斉藤の大ファンだった。医師と患者として7年前に出会い、2012年に交際に発展。報道を受けて5年間続けてきた関係を解消したという。交際後の斉藤について「自分に自信を持てるようになった。いろんな仕事をされて僕も作品を見るとうれしい限りだった」と振り返った。

 なぜ2人はただならぬ道を歩んだのか。アイドル評論家の中森明夫氏によると、80年代のアイドルは特別な存在という。「アイドルに対して淡い思い出を強く持つファンが多い。今出会ったら、夢中になって何も見えなくなってしまう」と指摘。「“人生最後の恋”という思いもあり、妻子がいても関係なくなる」と分析した。

 今回2人が告白した背景には、週刊誌に不倫関係を裏付けるような写真が流出したことがある。関係者は「最初は周囲にも写真の存在を否定していたが、次々と出たことで認めざるを得なくなった。涙ながらに別れたそうです」と話した。

 50代の2人による熟年不倫。両者が認めるという前代未聞の形で幕引きとなった。

 ▽モルモン教 末日聖徒イエス・キリスト教会の別名で、1830年に米国で誕生。日本に10万人以上、世界では1000万人以上の信者がいると言われる。信者は厳しい戒律に身を置き、コーヒー、タバコ、アルコールの摂取は禁止。性にも厳格で婚前交渉、婚外交渉、離婚やポルノ、自慰行為などが禁じられている。本部のある米国ユタ州では、約300万人の住民の半数以上が教徒であると言われている。弁護士ケント・ギルバート(65)は宣教師として来日した。

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