渡辺謙「恩返しの機会頂いた」島津斉彬役で17年ぶり大河出演

[ 2017年6月28日 05:30 ]

来年のNHK大河ドラマ「西郷どん」に島津斉彬役で出演する渡辺謙
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 俳優の渡辺謙(57)が来年のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」(日曜後8・00)に島津斉彬(しまづ・なりあきら)役で出演することが27日、同局から発表された。大河出演は2001年の「北条時宗」以来17年ぶり5作目。デビューして間もない84年に「山河燃ゆ」に出演。87年には「独眼竜政宗」に伊達政宗役で主演し、出世作になった。それだけに「俳優として基礎を育てていただいた大河ドラマに恩返しさせてもらう機会を頂きました」と張り切っている。

 島津斉彬は、鈴木亮平(34)演じる主人公・西郷隆盛の才能を見いだし抜てきする役どころ。渡辺は「鹿児島で絶大な人気を持つ斉彬公ですが、彼の苦悩、無念、希望、勇気、さまざまな思いを感じながら、生きていこうと思っております」とビジョンを語っている。新たな仕事が発表されるのは今年3月に不倫を報じられて以降、初めてになる。

 制作統括の桜井賢氏は「西郷の生涯を生き抜く鈴木亮平さんが、俳優として、西郷どんとして、その大きな背中を追いかけ、大いにぶつかり合い、撮影現場に虚実ない交ぜの“師弟関係”が生まれ、大河ドラマ“西郷どん”に力強いエネルギーがあふれ出すことを期待しています」としている。

 ほかに青木崇高(37)が島津久光役、戸田菜穂(43)が斉彬の側室・喜久役、徳井優(57)が斉彬の側近・山田為久役を演じる。

 また、自己免疫性脊髄炎で休養している女優の市原悦子(81)がナレーションを務めることも発表された。

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2017年6月28日のニュース