宝塚新人公演 7年目の夢奈瑠音 最後のチャンスで初主演「大きな財産になった」

[ 2017年1月17日 20:45 ]

新人公演初主演に「自己採点は65点」と厳しかった夢奈瑠音(右)とヒロインの海乃美月
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 宝塚歌劇団・月組公演「グランドホテル」の新人公演が17日、兵庫・宝塚大劇場で行われ入団7年目の夢奈瑠音(ゆめな・るね)が最後のチャンスで初主演を務めた。

 同作はトミー賞5部門を受賞し日本でも上演を重ねる名作だが、夢奈は落ち着いた芝居運びで超満員の客席を魅了。「もっともっと上を目指したいから」と自己採点は「65点」と厳しかったが、「お客さんの熱や反応を受けてのお芝居は、稽古場とはまったく違う感情が生まれて、自分の中では大きな財産になった」と手応えを感じていた。

 また、故・夏目雅子さんの姪で入団3年目の風間柚乃(かざま・ゆの)が準主役のオットーを好演。同役は本公演では男役スター・美弥るりかが好演し、前回93年に宝塚で上演された際には、主演として涼風真世が演じた役。風間は、夏目さんにも似た涼しげな目元が印象的な若手男役で、今回は不治の病にかかり夢のグランドホテルに宿泊する―という難役を堂々と演じ客席からも大きな拍手を浴びた。

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2017年1月17日のニュース