西田敏行 復帰後初イベントに杖つき登場「生きる素晴らしさ確認して」

[ 2016年7月27日 18:45 ]

映画「ジャングル・ブック」歌舞伎座ジャパンプレミアに杖をついて出席した西田敏行

 俳優の西田敏行(68)が27日、都内で行われた映画「ジャングル・ブック」(8月11日公開)歌舞伎座ジャパンプレミアに、ニール・セディ(12)、らとともに出席。4月に頸椎(けいつい)亜脱臼の手術、5月に胆のう摘出手術を受けるなど、約2カ月間にわたり入院生活を送り、この日、復帰後初のイベント出演を果たした。

 杖をつきながらレッドカーペットに登場した西田。少し痩せたようにも見えたが、同所で洋画のプレミアを行うことについて聞かれると「すごいですよね。日本の伝統芸能である歌舞伎の殿堂・舞伎座でディズニーワールドを味わえるって、日本でしか絶対味わえない世界ですよね。そのイベントに参加できてうれしいです」とハツラツとした様子で笑顔を見せた。

 西田は2月12日未明に自宅ベッドから転落して頸椎を亜脱臼し、自身が局長を務めるABC「探偵!ナイトスクープ」(金曜後11・17)の同12日の収録を欠席。その後一時復帰したが、4月19日に頸椎の手術を受けた。だが、入院中のリハビリ期間に胆のう炎が判明し、5月12日に腹腔(ふくくう)鏡下手術で胆のうを摘出。翌13日から首のリハビリを開始し、同19日にナレーションなどで仕事復帰。6月3日には「探偵!ナイトスクープ」の収録(6月24日、7月1日放送分)に参加した。

 同作は、ジャングルの動物に育てられた人間の少年モーグリと、彼を取りまく動物たちとの絆や葛藤を描いた心揺さぶるドラマと、少年以外をすべてCGで表現した最先端の映像テクノロジーによる感動の生命賛歌。

 モーグリの一番の友だちである自由で陽気なクマ・バルーの日本語吹替えを担当した西田は、モーグリ役を演じたニールと対面した際に「かなり気持ちが入っていたので、さっきお会いしたんですけどハグしました」と明かし、同映画を楽しみにしている日本のファンに向けて「子どもはいろんな想像を育んで、大人たちは生きることはなんて素敵なことなのかということをもう一度確認してください」とメッセージを送った。

 このほか、同イベントには松本幸四郎(73)、宮沢りえ(43)、伊勢谷友介(40)、ジョン・ファヴロー監督(49)、ブリガム・テイラープロデューサーも出席した。

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