シャア役声優・池田秀一「赤いな。実に良い色だ」へのこだわり明かす

[ 2016年5月28日 20:55 ]

映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN III」の大ヒット舞台あいさつに出席した(左から)ガルマ役の声優柿原徹也、シャア役の池田秀一、セイラ役の藩めぐみ

 アニメ映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ・オリジン)III 暁の蜂起」の大ヒット舞台あいさつが28日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われた。

 シャア役の声優・池田秀一(66)が、劇中のセリフ「赤いな。実に良い色だ」に込めたこだわりを明かした。

 士官学校時代のシャアが、朝焼けの色をみてつぶやくセリフで「台本にも原作(漫画)にもなかった」。アフレコ当日、自ら思いつき、スタッフらと相談して急きょ入れ込んだという。

 シャアはガンダムシリーズの主要キャラクターで、赤い軍服や赤いモビルスーツ(軍用ロボット)を愛用する敵キャラクターとしておなじみ。だが、今作ではまだ赤に強いこだわりのない少年期から青年期を描いている。池田は「シャアが、どんどん赤に染まっていくんだなと感じた」と、シャアの今後に思いを馳せた。

 ガルマ役の柿原徹也(33)と、セイラ役の潘めぐみ(26)も登壇。締めは潘の掛け声で「ジーク、ジオン!」の大合唱。客席の約400人が拳を突き上げて叫んだ。

 “ファーストガンダム”と呼ばれるロボットアニメの名作「機動戦士ガンダム」(1979年)に、新たな解釈と物語を加えて再構成した漫画が原作。“ファースト”のキャラクターデザインなどを担当した安彦良和氏が、2001年から10年かけて描きあげた。

 今シリーズでは、シャアと妹のセイラにスポットをあてた、安彦氏のオリジナル作品のみを映像化している。4部作で、今秋に完結編の上映が予定されている。

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2016年5月28日のニュース