今井雅之さんサプライズメッセージに涙、涙…一周忌に“遺作”公開

[ 2016年5月28日 11:14 ]

映画「手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~」初日舞台あいさつで感極まり、涙を流す奈良橋陽子監督

 昨年5月に大腸がんのため死去した俳優の今井雅之さん(享年54)が企画・脚本を務めた映画「手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~」の初日舞台あいさつが28日、都内で行われた。今井さんの一周忌の命日に公開を迎え、兄弟のような間柄だった主演の川平慈英(53)は天に向かって「まーちゃんできたよ!」と叫んだ。

 それぞれが映画への思いを語る中、イベントの終盤にはサプライズで今井さんのビデオ映像が流された。生前、映画クランクイン時に今井さんがひそかに撮っていたもので「夢は叶う!思い続ければ。やっとこの日を迎えることができました!頑張るぞ」というメッセージが流れると、奈良橋監督は涙。「彼はずっと一緒でした。これからもずっと皆の中に生き続けると思います」と声を絞り出した。川平は「最後の最後まで主役を持っていきますね~」と悔しがりながらもうれしそうだった。

 今作が邦画初出演になるヒロインのすみれ(25)は「こんな愛が詰まった映画が初の日本映画で光栄。今井さんにお会いしたことはないんですが、舞台を見させていただいたり、母(松原千明)とも共演されてたり…ご縁があると思ってます」と涙目。同作にはSMAPの中居正広(43)も友情出演。中居とのコンビを演じた別所哲也(50)は「雅之さんが見てたらダメ出しするだろうな、っていうくらいコワモテの役だった…」と苦笑いしながらも「衝撃のシーンになるので、そこも楽しんでいただけたら」とアピールしていた。また司会は今井さんと親交があったお笑い芸人の陣内智則(42)が務めた。

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