笑福亭鶴二 30周年独演会が決定「ほのぼのとやりたい」

[ 2016年5月11日 13:40 ]

大阪、東京で「噺家生活30周年記念独演会」を行うことが決まった笑福亭鶴二

 1986年に亡くなった「上方落語界の四天王」6代目笑福亭松鶴(享年68歳)最後の弟子である笑福亭鶴二(48)の「噺家生活30周年記念独演会」が7月10日、「国立文楽劇場」(大阪市中央区)で、8月6日に「国立演芸場」(東京都千代田区)で行われることが11日、松竹芸能から発表された。

 鶴二は大阪では「百年目」「御神酒徳利」、東京では、師匠・松鶴の得意ネタだった「らくだ」と「ハンカチ」を披露する。「百年目」は桂春若(64)から半年かけて伝授されたもので、「御神酒徳利」は桂文珍(67)に稽古をつけてもらったネタ。会見で鶴二は「はんなりと、まったりと、ほのぼのとやりたい」と抱負を語った。大阪では元兄弟子にあたる笑福亭手遊(おもちゃ)だった実業家で作家の横山信治氏(55)との対談が予定されている。

 鶴二自身、30周年については「兄弟子から30年で一人前と言われた。一人の噺家としてのスタートを切る節目の年にしたい」と決意表明。亡き師匠の「らくだ」を聞いて落語会に入った鶴二。「新ネタにも挑むし、今までやってきた好きな古典落語ももう一度焼き直してみたい」と意欲満々だ。

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2016年5月11日のニュース