生稲晃子 乳がんで右乳房全摘出も前向き「仕事があれば、入浴でも」

[ 2015年11月10日 06:00 ]

乳がん闘病を明かした生稲晃子

 元「おニャン子クラブ」のタレント生稲晃子(47)が、乳がんのため右乳房を全摘出していたことを10日発売の「女性自身」(光文社)で明かしている。芸能界では北斗晶(48)が9月に乳がんを公表し、右乳房全摘出の手術を受けたばかり。

 スポニチ本紙取材によると、43歳の誕生日を迎えた11年4月28日に初めて早期のがんが発見され、翌月に腫瘍を部分切除する手術を受けた。病理検査の結果、「初期の浸潤性乳頭腺管がん」と診断されたが、温存した乳房の中で12年夏、13年10月と2度の再発が確認され、13年暮れに乳房全摘出の手術を受けた。

 先月27日に行った、シリコン挿入による乳房再建手術を含め、現在まで約4年半以上に及ぶ闘病で計5回の手術を経験。しかし、がん自体は完治しておらず、再発する可能性は残る。

 これまで病を公表せず治療と並行して通常通り仕事を続けていた。テレビ朝日「若大将のゆうゆう散歩」内の、健康商品を扱う通販コーナーにレギュラー出演していたが9月いっぱいで終了。それを機に、乳がん告白を決意したという。

 現在の体調は安定しており、抗がん剤は使用せずホルモン治療を行っている。今後も定期的に通院し、仕事は体調と相談しながら続けていく。関係者によると生稲は「手術痕は残っているが、自分は気にしないし、いただける仕事があれば、入浴でも何でもやりたい」と話している。また、同じ病に苦しむ人への励ましや早期発見の啓蒙(けいもう)のための講演活動などに注力する意向もあるという。03年に結婚した実業家の夫と、小学4年の一人娘(10)も、仕事と闘病を両立しようとしている生稲を理解し、支えている。

 11日にフジテレビ「ノンストップ!」(月~金曜前9・50)にVTR出演し心境を語る予定。

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