７８秒間ずっと笑顔で…川島さん死去１６日前「ピンクリボン」語る

日本ネイリスト協会が９月８日に撮影した川島なお美さん。ピンクリボンをテーマにしたネイルデザインについて語る

川島なお美さん通夜

（10月1日 青山葬儀場）
　川島さんが亡くなる１６日前の映像が新たに公開された。１分１８秒分で９月８日に撮影。乳がんの早期発見、診断などを啓蒙（けいもう）する「ピンクリボン　フェスティバル」の一環で、日本ネイリスト協会に協力し「ピンクリボン」をテーマにしたネイルデザインについて語っている。

　メークをして、濃いピンクの半袖シャツ姿で「皆さま、こんにちは。川島なお美です」と笑顔であいさつ。激ヤセが報じられた先月７日のイベントの翌日で、痩せているが、声は大きく、よどみない口調。

　ネイルは笑顔のデザインで「いつも笑顔でいよう」とのメッセージを込めた。「“人は幸せだから笑顔なんかじゃない。笑顔でいるから幸せになるんだ”という言葉が大好き。つらい時もどんなに悲しい時も、頑張って笑顔でいれば幸せがやってくると信じている」と病魔と闘う自身に言い聞かせるように語りかけている。

　映像の最後は「（ネイルアートを）見た方が思わず笑っていただければ、凄くうれしい」と締めくくった川島さん。７８秒間、一度も笑顔が崩れることはなかった。