林真理子さん なお美さんへ涙の誓い「鎧塚さんを孤独にしない」

[ 2015年10月2日 11:30 ]

川島なお美さんの遺影が飾られた祭壇には、川島さんの愛したワインなどが飾られた

 9月24日に胆管がんのため54歳の若さで亡くなった女優の川島なお美(かわしま・なおみ、本名鎧塚なお美=よろいづか・なおみ)さんの葬儀・告別式が2日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、生前親しくしていた文化人や芸能関係者900人のほか一般ファン600人も参列し、別れを惜しんだ。

 弔辞では、作家の林真理子さん(61)が「行動力にあふれ、聡明で誰からも頼りにされ、愛されていた」と川島さんの人柄を絶賛。「日本中があなたの死を悼んで悲しんでいます」と悼み、「あなたの最愛の人、鎧塚さんを決して孤独にはさせません。私達仲間が友情で支えます。だから安心してください」と天国に誓った。林さんは日本文化の発展を願うボランティア団体「エンジン01」を01年から主宰し、その活動を通じて川島さんと意気投合、家族ぐるみの付き合いを続けてきた。

 川島さんが尊敬していた女優・倍賞千恵子(74)は「最後まで自分の意思を貫き、最善の道を自分で選んで生き抜いた川島なお美に尊敬と感謝と限りない愛をこめて。ありがとうございました。女優川島なお美様」と天国に呼び掛けた。

 出棺前には 喪主で夫の鎧塚俊彦氏(49)が涙ながらにあいさつ。「女房は拍手をいただけることを何よりも喜びとしていました。それを生きがいとしていたと言っても過言ではありません。最後は大きな拍手で女房を送ってやっていただきたい」と参列者へ訴えると、秋の青空の下に盛大な拍手がいつまでも鳴り響いた。

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2015年10月2日のニュース