シシド・カフカ「心にフミコム」ミニアルバム発売記念ライブ

[ 2015年6月18日 08:26 ]

ライブを行ったシシド・カフカ

 歌手でドラマーのシシド・カフカ(29)が17日、都内のライブハウスで、ミニアルバム「K5(Kの累乗)」発売記念ライブを行った。所属レコード会社をavexに移籍して初の単独公演。モデルや女優としても活躍する異色シンガーの新たな出発とあって、会場は超満員のファン500人の熱気に包まれた。

 ドラムを激しく叩きながらパンチのある声で歌うスタイルと、1メートル75の長身、長い黒髪、強い目力という個性的なルックスが武器。一昨年の「プリッツ」のCMで知名度を広げた。昨年のフジテレビドラマ「ファーストクラス」で演じた悪女役も、迫力ある美しさと相まって高い評価を得た。

 今年に入ってからも同局ドラマ「医師たちの恋愛事情」で主題歌を担当。品川ヒロシ監督の「Zアイランド」で映画デビューも果たした。「強い女」のイメージが浸透し、特に若い女性層からの支持が拡大中。ドラマやCMの問い合わせも相次いでおり、もっとも勢いに乗る女性シンガーの一人として注目を集める。

 異色の経歴の持ち主でもある。両親ともに日本人だが、メキシコ生まれのアルゼンチン育ち。14歳でドラムを始めて帰国後、18歳でプロになった。2012年のデビューにあたり「自分だけの武器を」と、ドラムと歌を同時にこなすスタイルを身に着けた。この日のステージでは「バネのうたfeat.甲本ヒロト」など14曲を披露。新たな一歩を踏み出したシシドは「新しいシシド・カフカをお見せできる楽しみな感情と、緊張が複雑に絡んでいます」と心境を告白。ライブのタイトル「フミコム」にちなんで「みんなの日常に心にフミコムつもりではじけていきます!」と約束し、ファンの歓声を浴びていた。

 ◆シシド・カフカ 本名非公開。1985(昭60)6月23日生まれ。2012年5月に配信楽曲「デイドリームライダー」でデビュー。「医師たちの恋愛事情」の主題歌「Don’t be love feat.斉藤和義」は4月末の公開からYouTubeの再生回数が42万回を突破した。

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2015年6月18日のニュース