武田梨奈 同性に恋する役で新境地「幸せの形はいろいろ」

[ 2015年6月13日 14:18 ]

映画「ライアの祈り」の初日舞台あいさつを行った(左から)水嶋仁美、藤田弓子、武田梨奈

 青森・八戸を舞台にした映画「ライアの祈り」が13日、東京・有楽町スバル座で公開された。縄文時代の文化にふれることによって新たな一歩を踏み出す人々を描く人間ドラマ。主演の鈴木杏樹(45)、宇梶剛士(52)は舞台公演が重なり欠席したが、武田梨奈(23)、藤田弓子(69)、新人の水嶋仁美(21)らが舞台あいさつを行った。

 鈴木に思いを募らせていく役どころの武田は「同性に恋をするのは特別な感情で難しいと思ったけれど、演じているうちに幸せの形っていろいろだなと思えるようになりました」と笑顔。藤田は「エンドロールで涙が出てきた。この国、そして日本人は素晴らしいんだと思え、それを伝えていかなければいけないとあらためて感じました」としみじみ話した。

 舞台あいさつには、映画に象徴的に登場する国宝の合掌土偶のレプリカも登場。同作で女優デビューを飾った水嶋は「顔が映らない役ですが、デビュー作で縄文人を演じられて一生心に残る作品になりました」と話していた。

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2015年6月13日のニュース