吉永小百合「何も解決しないまま4年が…」福島への思い込め朗読会

[ 2015年3月11日 05:30 ]

朗読会を開催した吉永小百合

 女優の吉永小百合(69)が10日、都内のホールで「祈るように語り続けたい 第二楽章 福島への思い」と題した詩の朗読会を開いた。震災から4年となる節目に、原発の事故で避難生活を余儀なくされている佐藤紫華子さん(87)や福島在住の詩人・和合亮一氏(46)の作品の他、小学生から高校生までの詩、計24編を読んだ。

 尺八の藤原道山や箏(そう)の遠藤千晶ら和楽器奏者が伴奏を務めた。会場からはすすり泣きの声も漏れ、山田洋次監督(83)や高畑勲監督(79)らも聞き入った。吉永は「何も解決しないまま4年が過ぎてしまった。美しい福島が元の“ふるさと”に戻るように、心を寄せてサポートしていきたい」と語った。この日読んだ詩を収録した朗読CDが、11日にビクターから発売され、吉永の印税分が復興支援のために寄付される。

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2015年3月11日のニュース