松坂桃李&西田敏行 舞台で涙「感動しちゃって」

[ 2015年1月20日 19:01 ]

辻井伸行の演奏を見守る(左から)西田敏行、松坂桃李、miwa

 俳優の松坂桃李(26)が20日、都内のホールで行われた映画「マエストロ!」(監督小林聖太郎、31日公開)の公開直前イベントに、主演の俳優の西田敏行(67)らと登壇。テーマ曲を書き下ろしたピアニストの辻井伸行(26)の生演奏に感動の涙を流した。

 西田の指導のため、指揮指導、指揮演技監修として世界的な指揮者、佐渡裕氏(53)が参加。直接指導を受けた西田は「情熱というのを人間の形になるのかなって思うぐらい。日本人は表情が乏しいと言われるが、豊かな人です」とそのその情熱を称賛。松坂も「大木のような人だなと。オーケストラのメンバーの前に立った瞬間に、一瞬にして森になる。佐渡さんの空気で一瞬にして変わるというか。世界で活躍されている指揮者の方は本当にすごいオーラ、存在感を放っているんだなと。貴重な体験でした」とその存在感に圧倒されたことを明かした。

 フルート奏者を演じたmiwaにもフルート科出身の佐渡氏からの直接指導があったという。「すごいご指導していただいて。でも、一生懸命練習したんですけど、本当は吹けないのにどうしよう…って困惑していた」を苦笑いを見せた。

 舞台あいさつでは、西田が四重奏(ヴァイオリン2台、ヴィオラ、チェロ)を従え、劇中演奏曲であるヴェートーベンの「運命」の冒頭の指揮を披露。松坂からタクトを渡され、「プレッシャーですけど、頑張ってみたいと思います。すごい緊張してます、大丈夫かな」と顔をこわばらせた西田だったが、演奏を終えると「ドキドキしましたけど、格好がつきました」と安堵の表情。これには松坂も「お~思わず自分が行きそうになりました。(撮影の)緊張感を思い出しますね」と絶賛。会場からも大きな拍手が送られた。エンディングテーマを書き下ろした辻井による生演奏では「感動しちゃって」と西田と松坂が涙を拭うシーンも見られた。

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2015年1月20日のニュース