伝説の漫才コンビ「ベイブルース」20年ぶり1日限りの“復活”

[ 2014年11月1日 14:02 ]

「ベイブルース」初日舞台あいさつに登場した(左から)趙ミン和、高山トモヒロ、波岡一喜、小川菜摘、オール巨人

 1990年代に活躍した漫才コンビ「ベイブルース」の足跡を、メンバーの高山トモヒロ(46)のメガホンで映画化した「ベイブルース~25歳と364日~」の舞台あいさつが1日、都内の映画館で行われた。

 ベイブルースは上方お笑い大賞の最優秀新人賞を受賞するなど将来を期待されていたが、94年に河本栄得さんが劇症肝炎による脳出血のため急逝。映画は、高山が2人の思い出をしたためた小説を原作に監督し、高山役を波岡一喜(36)、河本さん役を趙ミン和(35)が演じた。

 公開日の前日(10月31日)が河本さんの命日、この日が46回目の誕生日とあって、高山は感無量の面持ち。「河本も会場に来て、喜んで1人1人に頭を下げていると思う。東京では知名度はありませんでしたが、皆さんも心のどこかであいつのことを思ってあげてください」と声を詰まらせた。

 そして、河本さんの映像と高山が掛け合いを行う漫才を披露。20年ぶりの1日限りの“復活”を客席から見守った波岡は、「笑いながら、ちょっと泣きそうになった」としみじみ。映画に本人役で出演しているオール巨人(62)も、「レイザーラモンより面白かった。末広がりの88点」と合格点を与えていた。

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2014年11月1日のニュース