鷹党VS虎党応援合戦 HKT若田部「第7戦で日本一」

[ 2014年10月28日 05:30 ]

ソフトバンクにエールを送るHKT48・若田部遥

 日本シリーズは28日、第3戦を迎え頂上決戦は佳境に入る。そこでAKB48グループの虎党と鷹党による“応援合戦”を企画。NMB48からは薮下柊(15)、HKT48は若田部遥(16)の同学年2人に登場してもらった。

 取材中何度も「家族みんな行くのに…」と苦笑いした。28日、30日の第3、第5戦はHKT48劇場で公演があるなど、全7戦ライブ観戦できる見通しが立たないという。その悔しさも、若田部ならばこそ理解できる。

 父健一氏が現役時代4度の2桁勝利を達成した元エース。今年5月、東京のテレビ局「TOKYO MX」の中継で健一氏が解説、若田部がリポーターの「父娘中継」が始まり、より身近になった。しかもCSファイナルS第5戦で敗れるまで不敗で結局8勝1敗1分け、3度のサヨナラ勝ち。「不敗神話」が話題になり、劣勢の試合終盤「球場に早く、若田部さんを」とのツイッターのつぶやきが現れた。「勝つ試合にたまたま私が行っているだけ。でもそれで注目してもらえる。うれしいです」

 父の印象も変わった。現役時代の活躍を家族以外から聞き「家ではただ洗濯好きな父」の素顔を知った。父娘の距離感は一気に縮まった。16歳を取り巻く世界を変えた、今季の躍進。今願うのは「第7戦まで行ってソフトバンク日本一」。公式戦144試合目、CSファイナルSも最終第6戦で決した。「いっぱい試合を楽しみたいから」。胴上げが敵地でも関係ない。

 ◆若田部 遥(わかたべ・はるか)1998年(平10)9月26日生まれの16歳。福岡県出身。2011年7月、HKT第1期生オーディションに合格。同年11月、福岡市のHKT劇場での公演でデビュー。チームHに所属。愛称・わかちゃん。

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2014年10月28日のニュース