半沢シリーズ最新作「銀翼のイカロス」発売前日5万部の緊急重版

[ 2014年7月31日 17:33 ]

緊急重版が決まった「銀翼のイカロス」(C)ダイヤモンド社

 ダイヤモンド社は31日、半沢直樹シリーズ第4弾となる池井戸潤氏(51)の最新作「銀翼のイカロス」が8月1日の発売を待たず、5万部の緊急重版が決定したと発表。これにより、発行部数は30万部に達した。

 昨夏、TBSドラマ「半沢直樹」が空前の大ヒット。熱はまだ冷めやらない。

 6月中旬に発売日が発表されて以来、予約が集中。今年発行された単行本のうち、初版部数は最大の25万部(31日現在)となった。それでも「足りない」という書店からの声を受け、この日、緊急重版が決まった。

 最新作は、頭取命令で経営再建中の帝国航空を任された半沢が500億円もの債権放棄を求める政府の再生タスクフォースと激突する。政治家との対決、立ちはだかる宿敵、行内の派閥争い――。半沢に勝ち目はあるのか?

 2012年6月に発売された第3弾「ロスジェネの逆襲」はドラマ放送前とあり、初版は5万2000部。放送前の売上は7万部だったが、その後、100万部のミリオンセラーとなった。初版を比べると、最新作は約5倍。どこまで数字を伸ばすか、注目される。

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2014年7月31日のニュース