13年ぶりキムタク「HERO」26・5%発進 今年のドラマで最高記録

[ 2014年7月15日 10:00 ]

初回26・5%のロケットスタートを切ったフジテレビ「HERO」の1場面

 14日にスタートした「SMAP」の木村拓哉(40)が主演するフジテレビ系“月9”ドラマ「HERO」(月曜後9・00)の初回視聴率が26・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが15日、分かった。初回は30分拡大で放送された。瞬間最高視聴率は午後10時8分と同9分の28・6%。時効成立を目前にして久利生検事(木村拓哉)が大西祐二(森山直太朗)に真相を追究し、容疑を認めさせようとしているシーンだった。

 これは、2014年のドラマでは3月19日放送のテレビ朝日系「相棒season12」最終回の19・6%を抜いてトップ。また、杏が主演のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」が3月13日に記録した25・3%、吉高由里子が主演するNHK連続テレビ小説「花子とアン」のが7月3日に記録した25・2%も抜いて最高の数字となった。

 「HERO」は木村演じる型破りな検事・検事・久利生(くりゅう)公平の活躍を描いた01年放送の大ヒット作が13年ぶりの復活。01年のシリーズは初回から同3月までの計11話が全て視聴率30%超えとなり、平均視聴率34・3%は今もなお同局連ドラの歴代1位を記録し、金字塔を打ち建てた。07年の映画版は興行収入81億円を記録し、同年の邦画実写1位に輝いた。

 今作はヒロインを松たか子(37)演じる雨宮舞子から、北川景子(27)演じる麻木千佳に変更。舞台は前回と同じく東京地検城西支部が舞台となる。城西支部の面々には前作に引き続き、八嶋智人、小日向文世に加え、松重豊(51)、杉本哲太(48)、濱田岳(26)などが新メンバーに加わった。バーのマスターを演じる田中要次(50)の「あるよ!」のセリフも健在だった。

 「時効寸前の宝石強盗事件」と題した初回、久利生が再び城西支部に赴任することになった。事務官として久利生に付くことになった千佳は、着任した彼のジーパン姿に驚く。早速、久利生は居酒屋で起きた傷害事件を担当することに。取り調べを進めていくうちに、事件の被疑者・大西(森山直太朗・38)の指紋が15年前に起きた宝石強盗事件の現場指紋と同じだと判明。時効まであと3日。起訴を急げと周囲が騒ぐ中、久利生はいつもスタイルを変えることなく、宝石強盗の現場へと向かい…という展開だった。

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