小泉孝太郎 主演作初のシリーズ化「杉村…」第2弾決定

[ 2014年5月16日 06:00 ]

TBS「ペテロの葬列」で昨年の「名もなき毒」に続き、主演を務めることが決まった小泉孝太郎

 俳優小泉孝太郎(35)の主演作が初めてシリーズ化される。TBSで昨年7~9月に放送された「名もなき毒」に続き、作家宮部みゆき氏(53)原作のサラリーマン探偵を主人公にした「杉村三郎シリーズ」のドラマ第2弾が決定。7月7日スタートの同局「ペテロの葬列」(月曜後8・00。初回は後7・00)で、小泉は「シリーズ3、4と続けていきたい」と力を込めている。

 小泉が再び“はまり役”を演じる。「なんて幸運なんだ!1年ぶりに演じられることを幸せに感じました」と大喜びしている。

 義父が会長を務める会社のサラリーマンで、周囲に必要以上に気を使われる杉村三郎役。その環境が、小泉純一郎元首相(72)を父に持つ実生活と重なる部分が多く、1年前の前作では「役づくりに自分の家庭環境が影響する」と、リアリティーあふれる演技を披露。「撮影終了後も、僕の体の中に感覚として杉村が居続けていたような気がします」という熱演だった。

 視聴者からは同局に「小泉さんにピッタリだった」「続編が見たい」などの声が多数寄せられた。制作サイドも「小泉さんのはまり役がまた見たい」との思いが強く、第2弾が決まった。

 前作では、会長からの依頼を受けて事件に巻き込まれ、事件とその裏側の人間模様に迫った。今回は、自身が遭遇したバスジャック事件から始まるさまざまな出来事に、自ら首を突っ込んでいく。原作者の宮部氏は「杉村の人生には大変なことが起こります。小泉さんの杉村が、どんなふうに事件を乗り越えていってくれるのか、どきどきしながら見守りたい」と話している。

 小泉にとっては主演作品の初のシリーズ化。「過去、現在、未来を感じてもらえるように演じます。この先がとても気になるので、シリーズ3、4と続けていけたらいいなと思っています」と、俳優人生を代表する作品に育てることを望んでいる。

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