池上彰氏 テレ朝月9でニュース解説新番組「ブラックな池上彰出す」

[ 2014年3月5日 16:05 ]

 ジャーナリストの池上彰氏(63)がメインMCを務めるテレビ朝日系ニュース解説番組「ここがポイント!池上彰解説塾」(月曜後9・00)が4月からスタートすることが5日、同局の4月改編説明会で発表された。

 同枠はこれまで89年から長きに渡り「ビートたけしのTVタックル」を放送していた枠。同番組が午後11時15分からに放送時間を2時間15分繰り下げることを受け、池上氏の新番組がスタートすることになる。

 ニュースの基本をわかりやすく伝えるというこれまでの同氏のスタンスは継続しつつ、「報道ステーション」の前という時間枠も考慮し、解説だけでなく、現場取材や当事者との対談なども盛り込み、少し踏み込んだ形で新しいスタイルのニュースを目指す。

 同局の平城隆司編成制作局長は「池上さんにはその日のニュースをやるというよりは、、その1週間にわたってのニュースを解説してもらう形。9時に合わせたニュースにしていきたい。もちろん、タイムリーなことであれば、生対応も考えている。月曜日は『報道ステーション』も他の曜日に比べて(数字が)取りづらかった面もあり、(TV)タックルと池上さんで挟み込んでいきたい。ご本人は“ブラックな池上彰を出したい”とおっしゃっている」と期待を込めた。

 一方、今年26年目に突入した長寿番組「ビートたけしのTVタックル」(月曜後11・15)が同局の得意とする午後11時台のバラエティーゾーンに移動する。ゴールデンから深夜へ時間帯を繰り下げることは珍しいが、「深夜という表現よりは、プライムに近いと考えている。深夜帯のターゲットも広がっているし、若い人だけでなく、高年齢層の方も積極的にご覧いただけるようになった。そういった中で『TVタックル』という非常に幅広くできるものを編成したどうなるのかを見てみたい」(平城編成局長)という。

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2014年3月5日のニュース