TBS社長 朝の新情報番組に期待「長寿番組になってくれたら」

[ 2014年3月4日 17:47 ]

 TBSの定例会見が4日、港区赤坂の同社で行われ、石原俊爾社長(68)が31日から刷新される朝の新情報番組への期待を述べた。

 視聴率争いで苦戦を強いられている同局は、まずは全日の強化を狙う。フリーアナウンサーの夏目三久(29)と明大教授で教育学者の斎藤孝氏(53)をメーンMCに迎える情報番組「あさチャン」(月~金前5・30~8・00)、「TOKIO」の国分太一(39)をメーンMCとする生活情報番組「いっぷく!」(月~金前8・00~同9・55)の2番組が31日朝に同時スタートする。「あさチャン」は“家族がつながる情報番組”をコンセプトに、ニュースはもちろん、スポーツ、エンタメなどの情報を朝の食卓に会話の花が咲くような番組を目指す。一方、「いっぷく!」は“いつもの朝に福きたる!”と合言葉に、天気やニュースなども取り入れ、フレッシュに生活情報を届ける。

 「いっぷく!」は朝8時スタートとなり、NHK総合で放送中の「∨6」井ノ原快彦(37)がMCを勤め、人気の情報番組「朝イチ」(月~金前8・15)との競合も注目される。同局編成部の瀬戸口克陽次長は「視聴者の興味・関心をきちんと捉えていきたいが、ハッピー感を大事にしていきたい。なので、見終わり感が悪くなる情報は扱わないこともある。裏番組との差別化ではなく、この番組で何を届けたいかを大事にしていく」と力を込めた。

 両番組とも「朝ズバッ!」「はなまるマーケット」という長寿番組からバトンを受け継ぐ形になる。石原社長は「基本的には情報番組。きちんと視聴者の皆さんが必要とするニュースを網羅していくというのが原点。そこに、もうちょっと広がりを持って多様な要素を取り入れて放送していくと現場が申している。非常に楽しみにしている。長い期間、皆さんに愛されて、長寿番組になってくれたらいい」と期待感を口にした。

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2014年3月4日のニュース