佐村河内氏 深夜の直筆謝罪「3年前から聞こえていた」

[ 2014年2月12日 05:35 ]

佐村河内守氏

 「両耳の聞こえない作曲家」として知られていた佐村河内守(さむらごうち・まもる)さん(50)の楽曲が別人の作品だった問題で、佐村河内さんが12日未明、直筆の文書で「3年くらい前から言葉が聞き取れる時もあるまで回復していました」と明らかにした。

 文書では、取得していた聴覚障害2級の身体障害者手帳について「専門家の検査を受けていい」とし、2級でないと判定されれば手帳は返納するとの意思を示した。また「本当に多くの人たちを裏切り、傷つけてしまったことを、心から深くおわびします」と謝罪した。

 佐村河内さんは自伝で「35歳のとき、私は全聾(ろう)になった」とし、2002年に手帳の交付を受けたことを明らかにしている。メディアの取材の際などは手話通訳者が同席していた。

 佐村河内さんの聴覚をめぐっては、18年前から楽曲のゴーストライターを務めていた桐朋学園大非常勤講師で作曲家の新垣隆さん(43)が6日の記者会見で「初めて会った時から耳が聞こえないと感じたことはない」と証言。これに対し、佐村河内さんの代理人は「耳が聞こえないのは本当だと思う」と反論していた。

 代理人によると、佐村河内さんは公の場で謝罪する意思を持っており、近日中に会見を開く予定という。

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