ウーマンラッシュアワー 驚速毒舌ネタで完勝V!

[ 2013年12月16日 05:30 ]

「THE MANZAI」優勝を決め、感極まるウーマンラッシュアワーの村本と中川

 今年一番面白い漫才師を決める「THE MANZAI 2013」の決勝大会が15日、フジテレビで開かれ、「ウーマンラッシュアワー」が3代目王者に輝いた。過去最多出場となる1855組の頂点に立った村本大輔(33)と中川パラダイス(32)は大喜び。優勝の特典としてフジテレビのレギュラー番組を獲得した。

 優勝の瞬間、中川は両手を突き上げ、「やったー、やったよ~」と何度も何度もガッツポーズ。村本は右手で口元を押さえながら、「漫才やっててよかった」と目を潤ませた。

 村本にとって中川は11度目の相方だ。コンビ別れを繰り返し、08年にウーマンを結成。最後の勝負と思い、この5年間、言葉数の多い攻めの漫才に磨きをかけた。ネタもすべて村本自身が書く。勝利者インタビューで中川に「俺がネタ書いてるからおまえが喜ぶな」と悪びれて突っ込んだのも愛情の表れだ。

 村本は漫才中、ずっと相方のジャケットの背中をつかんでいた。大一番で緊張を解きほぐすためのおまじない。絶妙のコンビネーションと安心感のある中川は最高の相方だった。

 決勝ファーストラウンドでは、村本が相方の中川をおとしめて“ゲスなヤツ”に仕立て上げるネタを披露。審査員9人と視聴者投票1票を加えた10票のうち6票を集めて突破した。3組が進出した最終決戦でも千鳥、NON STYLEを相手に中川をこき下ろす漫才。最後は“お笑い界一ゲスい”と言われる村本の腹黒さもネタにし、爆笑を誘った。最終予選の本戦サーキットでも2度ともトップ通過するなど盤石の強さだった。

 村本は先にブレークした同期のNON STYLE、キングコングを見返すため、中川は昨年元日に結婚した夫人と、同夏に誕生した長男のため、負けられない大舞台で結果を出した。

 ウーマン…には優勝賞品として同局のレギュラー新番組が与えられるほか、16日の「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)や「人志松本のすべらない話」「笑っていいとも!」など同局の番組へのゲスト出演が決定している。

 ◆ウーマンラッシュアワー 吉本興業所属。村本大輔(むらもと・だいすけ、1980年11月25日、福井県出身)。中川パラダイス(なかがわ・ぱらだいす、1981年4月12日、大阪府出身)。2008年にコンビ結成。

 ▽審査方法 審査員は西川きよし、秋元康氏、テリー伊藤氏、オール巨人ら9人が務め、視聴者票を合わせた計10票によりジャッジ。予選を突破した12組が4組ずつ3ブロックに分かれて競い、各ブロックを勝ち上がった3組で最終決戦を行う。同点の場合は視聴者票を獲得したコンビが上位。それでも決まらない場合は、予選上位者が勝者となる。時間は各4分。

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