ユカイ 「さのまる」ゆるキャラ日本一に歓喜「涙ちょちょぎれそう」

[ 2013年11月25日 05:30 ]

イベントに駆けつけた梅沢富美男から着物を贈られ大喜びのダイアモンド☆ユカイ(左)
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 ゆるキャラ日本一をネット投票で決める「ゆるキャラグランプリ2013」の結果が24日、発表され、栃木県佐野市「さのまる」が優勝した。静岡県浜松市「出世大名家康くん」との接戦を制し、昨年4位から躍進。佐野市在住で、さのまるの「マブダチ」を自称する歌手ダイアモンド☆ユカイ(51)も「行く先々で応援しまくったが、まさかてっぺん取れるとは」と喜んでいる。

 投票結果は、埼玉県羽生市で開かれた「ゆるキャラサミットin羽生」で発表された。さのまるは120万4255票を獲得し、2位に約5万票の差をつけた。9月17日の投票開始直後から、出世大名家康くんが独走。一時は2倍近くの差をつけ本命視されていたが、さのまるの猛追をかわしきれなかった。敗北した場合はトレードマークのまげを落とすと宣言するなど、1603年の江戸幕府発足以来の“天下統一”に不退転の決意で臨んだものの、夢実現を目前に涙をのんだ。

 参加は昨年の2倍近い1580体。頂点に立ったさのまるは、市運営の公式サイトで「ほんとうにありがとうございました。これからも今までどうりのさのまるです。よろしくお願いします」と喜びと感謝をつづった。

 混戦を大逆転で制した意外な立役者がダイアモンド☆ユカイだ。10年に佐野市に移住し、翌年には「佐野ブランド大使」に任命された。公式テーマソング「さのまる音頭」の作詞、作曲を手がけ「マブダチ」の間柄。スポニチ本紙の取材に「涙ちょちょぎれそう。優勝ギラッチ!佐野ッチ!!」と、独特の言い回しで喜びを語った。

 昨年の結果が悔しかったといい「やるなら1番と、今年は頑張った。ロックンロールに“2”という数字はないんでね」と振り返る。テレビやラジオの番組に出演するたび、さのまるの名を連呼し援護した。事務局は、「全国からの追い風が、さのまるに集中した大きな要因のひとつだと感じる」と、貢献を認める。

 ユカイは「マブダチの方が人気出ちゃったらどうしようかね」と冗談めかしつつ、「今度は、さのまると一緒にロックをやりたいね。最終的にはふなっしーを倒す!」と直接対決を望んでいる。

 ≪梅沢富美男と「夢芝居」≫ユカイはこの日、都内でカバーアルバム「Respect2」の発売イベントを開いた。梅沢富美男(63)の「夢芝居」を披露し、「この曲は凄いロック。ジミー・ペイジが弾きそうなフレーズがある」と説明。梅沢も登場し、「今度ぜひ一緒に何かをやりたいね。曲を書いてよ」と熱望。息の合う2人は下ネタを連発し、梅沢は「おれは下半身がロック!」と笑わせた。

 ≪「くまモン」「バリィさん」殿堂へ≫11年の「くまモン」(熊本県)、12年「バリィさん」(愛媛県今治市)と過去の優勝者2体は“殿堂入り”。今年の流行語大賞候補50語にも入った千葉県船橋市の非公認キャラ「ふなっしー」は、別の大会で優勝したことから「連覇は趣旨に反するなっしー」として参加を見送った。

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2013年11月25日のニュース