「とっとちゃん」年内活動自粛 鳥栖市長が陳謝「監督不行き届きあった」

[ 2013年11月15日 18:09 ]

 ラジオの深夜番組でわいせつ発言を繰り返した佐賀県鳥栖市の公式ゆるキャラ「とっとちゃん」が、活動を年内自粛することになった。鳥栖市が15日、公式ページで明らかにした。橋本康志市長(57)は同日、市役所で会見し「監督不行き届きがあったと重く受け止めている」と陳謝した。

 公式ページには橋本市長の名で「とっとちゃんを応援してくださる皆様へ(お詫び)」を掲載。電話などでの市への苦情もあったが「とっとちゃんを応援してくださる方からの活動自粛を見直してほしい旨のメール等をいただいた」と言う。だが「市としては到底看過できない発言内容であると考え、着ぐるみ出演について年内自粛することといたしました」と決定への経緯を説明している。

 とっとちゃんは10月23日未明、ニッポン放送の生放送に出演。鳥栖観光コンベンション協会が委託した会社の社員がパソコンの合成音声で発言した。

 市長の会見に同席した協会の松田隆会長(60)は、わいせつ発言も含めた原稿はニッポン放送が事前に作成、広告代理店を通じて放送2日前にメールで知らせてきたが、担当者が確認せず「内容を許可したと思われてしまった」と説明した。事前の原稿に「不適切な内容も含まれていた」という。

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2013年11月15日のニュース