ポール・マッカートニー、ロ大統領への手紙公開「活動家釈放を」

[ 2013年11月15日 07:16 ]

 日本公演中の元ビートルズ、ポール・マッカートニー(71)が14日、ロシアで逮捕、起訴された国際環境保護団体グリーンピースの活動家ら30人の釈放を求めたプーチン大統領宛ての手紙を、自身の公式ウェブサイトで公開した。

 マッカートニーはサイト上の文章を「日本からこんにちは」と書き出し、「返事がまだないプーチン氏への手紙」として「活動家たちがクリスマスには家族と一緒に過ごせるようにしてほしい」と訴えた。

 手紙は2003年に会ったことがあるプーチン氏を「ウラジーミル」とファーストネームで呼び「何とか彼らを家族と再会させてやって」と語りかけている。

 さらに、ビートルズの歌の一つ「バック・イン・ザ・USSR」の歌詞から「随分長く離れていたから、ほとんど分からなかったけど、ああ、故郷(旧ソ連)に戻れてよかった」という一節を引用し、同じことが活動家らに起きるよう求めた。

 手紙は10月14日付。タス通信などによると、プーチン大統領の報道官は「手紙は受け取っていない」としている。

 30人は9月に北極圏の海でロシアの油田開発への抗議活動をし、逮捕、起訴された。(共同)

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2013年11月15日のニュース