井上真央&綾野剛が初共演 湊かなえさん原作映画で

[ 2013年7月15日 07:23 ]

映画「白ゆき姫殺人事件」で綾野剛と初共演する井上真央

 井上真央(26)と綾野剛(31)の若者に人気の役者2人が、映画で初共演する。中村義洋監督の「白ゆき姫殺人事件」(来春公開)で、作家湊かなえさんの同名小説が原作。井上が殺人の疑惑をかけられる主人公を、綾野が彼女を追うワイドショーのディレクターを演じる。

 湊さんの小説は、映画化された「告白」「北のカナリアたち」がいずれもヒット。井上は主演作「八日目の蝉」で昨年の日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど、今後の日本映画界を背負って立つ女優。綾野も雑誌「オリ★スタ」の「ネクストブレイクランキング2013」の俳優部門1位に輝き、今最も注目される若手の一人。どちらも演技力への評価が高い人気者同士だけに、初の共演作は注目を集めそうだ。

 物語は、美人と評判だった化粧品会社社員の殺人事件を中心に展開。被害者と同期で地味な容姿の主人公に疑惑の目が向けられ、ネットや報道で持ち上がったさまざまな噂がいつの間にか真実のようになっていく様子を描く異色のミステリーだ。

 すでに撮影に入っており、井上は「地味でつまらない女という、この役は井上さんしかいないと監督から言われた時、複雑な気持ちと不思議な喜び、そして根拠のない自信がわいてきました。つまらない女を存分に楽しみたい」と抱負。

 主人公の周囲を取材していく役の綾野は「虚言と虚構の渦巻く中、彼が見たかったノンフィクションとは?真実とは?浅く浅はかな彼を、中村組スタッフ・キャストとともに深く共犯させていただきます」と話している。

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