吉永小百合「潮騒」の舞台再訪 49年ぶりに三重・神島へ

[ 2013年6月2日 17:44 ]

 女優の吉永小百合(68)が2日、主演映画「潮騒」(1964年)の舞台となった三重県鳥羽市の神島を49年ぶりに訪れ、撮影当時を知る島民たちと再会を喜び合った。伊勢湾湾口に浮かぶ人口約400人の島は、沸き返った。

 映画は、若い漁師と海女の純愛を描いた三島由紀夫の小説が原作。浜田光夫とのクライマックスシーンが撮影された旧陸軍施設「監的哨」は最近、市が観光施設として改修整備を終えたばかりだ。

 吉永は歓迎セレモニーで「過去を振り返ることは好きではないので、撮影で訪れた地を再訪することはあまりない。また来ることができたのは皆さんのパワーだと思う」とあいさつした。

 「10代で元気はつらつだった。撮影よりも皆さんと遊ぶのが楽しかった」。島民約200人との交流会で、当時は小学生でよく遊んでもらったという女性の話に顔をほころばせた。

 吉永は64年に10日ほど島に滞在。再訪は、島民たちの「元気なうちに会いたい」という希望に応えて実現した。

続きを表示

2013年6月2日のニュース