エヴァの庵野監督 宮崎監督新作で主演声優 ナウシカから師弟関係

[ 2013年5月10日 06:00 ]

「風立ちぬ」のアフレコに臨んだ庵野秀明監督

 宮崎駿監督(72)が手掛けるスタジオジブリの新作映画「風立ちぬ」(7月20日公開)の主演声優を、人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野(あんの)秀明監督(52)が務めることになった。

 庵野監督は映画「あぶない刑事フォーエヴァーTHE MOVIE」(98年)などに俳優で出演。声優もアニメ「アベノ橋魔法☆商店街」(02年)第12話で経験している。長編アニメの主演声優は初めてで、配給の東宝は「映像の監督がアニメの主演声優をするのは極めて異例」としている。

 庵野監督は、宮崎監督が手掛けた映画「風の谷のナウシカ」(84年)に原画スタッフで参加。「巨神兵」のデザインと登場シーンなどを担当して以来、師弟関係を築いた。

 舞台は1920年代の日本で、航空機技師の青年役。宮崎監督がイメージする「早口で滑舌が良く、凜(りん)とした声」の持ち主として、鈴木敏夫プロデューサー(64)が推薦した。オーディションで声を聞いた宮崎監督が直々にオファー。“ジャパニメーション”を代表する両監督のコラボが実現した。

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2013年5月10日のニュース