樹木希林「こんなにボケるんですね」 闘病中「先は分からない」

[ 2013年5月10日 19:03 ]

「第4回日本シアタースタッフ映画祭in成城」授賞式に出席した樹木希林

 映画「わが母の記」(監督原田眞人)で「第4回日本シアタースタッフ映画祭in成城」の主演女優賞に選ばれた女優の樹木希林(70)が10日、東京・成城ホールで行われた授賞式に出席した。

 2010年の同映画祭では「悪人」(監督李相日)で助演女優賞を受賞したが、今回は主演女優賞。「あたしは助演だか主演だかよく分かんないんでね。これは主演なんですね」と授与されたトロフィーに目をやった。

 映画館以外で映画作品を見ると「忘れちゃう」という樹木。阿部寛(48)主演の「テルマエロマエ」(フジテレビ系、4月20日放送)をテレビで見たが「覚えてない。こんなにボケるんですね」と笑いを誘った。

 サプライズで登場した原田眞人監督(63)には御礼の言葉を述べ、丁寧に頭を下げた。3月8日に行われた「第36回日本アカデミー賞」授賞式では全身がんで、闘病中であることを告白。今後については「これからって言葉は私言わないのね、先は分からないから。楽しみに日々を暮らしたい」と語った。

 「わが母の記」は新宿ピカデリーで11日から24日までの2週間、再上映される。

続きを表示

2013年5月10日のニュース