「百マス計算」の陰山英男さん 説教ロック熱唱デビュー

[ 2013年5月9日 12:53 ]

デビュー曲「勉強しようぜ」のレコーディングで熱唱する陰山英男さん=3月、東京都内(グリオ提供)

 「百マス計算」で知られる大阪府教育委員長の陰山英男立命館大教授(55)が“歌手デビュー”を果たした。子どもたちを鼓舞しようと熱唱するロック調の応援ソング「勉強しようぜ」を、インターネットの有料音楽サイトで配信。13日には大阪市浪速区で開かれる音楽イベントでステージに立つ予定だ。

 「あきらめるにはまだ早い 自分がダメなんて誰が決めた」「君の夢どこまでもつらぬいて 勉強しようぜ」。自ら作詞作曲。説教にも聞こえる言葉が並ぶが、長年の教育現場経験を踏まえ、自分を信じてほしいとのメッセージを込めた。

 陰山さんのメールマガジン配信を手掛ける企画制作会社との打ち合わせで「歌手デビューしたい」と新年の抱負を語ったことがきっかけ。制作会社の担当者は「冗談だと思った」。ところが陰山さんがすぐに曲を書き上げて話が進んだ。

 陰山さんはかつてアナウンサーを目指し、放送局の採用試験に失敗。落ち込むと大好きなロックに耳を傾け、励まされたという。「未来と自分を見失いそうになっている子どもたちに聞いてほしい」と話している。

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2013年5月9日のニュース