天海降板の舞台再開へ 野田秀樹は熱演誓う「魂を込めて演じる」

[ 2013年5月9日 20:05 ]

1月、舞台「おのれナポレオン」制作発表記者会見に出席した三谷幸喜氏(左)と野田秀樹

 女優の天海祐希(45)が心筋梗塞のため降板した舞台「おのれナポレオン」(東京芸術劇場プレイハウス)は、10日夜(午後7時)の回から再開されることになった。主催者が9日夜、公式サイトで発表した。

 女優の宮沢りえ(40)を代役に立て、千秋楽(12日)まで残る4公演(10日夜、11日昼夜、12日昼)が上演される。三谷幸喜氏(51)が脚本・演出、野田秀樹(57)が主演と、演劇界のトップランナー2人が初のタッグを組んだ話題作は“アクシデント”に見舞われながら、ゴールを目指す。

 同劇場の芸術監督も務める野田は「3ステージ中止となったために、ご観劇予定であったお客様には、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「天海祐希さんには、まだまだこれから長い役者人生がありますので、何卒みなさまご理解下さいませ」と呼び掛けた。

 「そして、宮沢りえさんの、わずか2日間での稽古で舞台に立つことを英断してくれた男らしさに感謝します。宮沢さんのおかげで上演できることになった残り4ステージに魂を込めて演じさせていただきます」と熱演を誓った。

 6日の公演終了後、体調不良を訴えた天海は軽度の心筋梗塞と診断され、そのまま入院。7日は休演日。7日深夜に代役が決定。8日夜(午後7時)と9日昼(午後2時)の2公演を中止し、9日夜の回から再開する予定で8日から稽古を始めていたが、結局この回もやむなく中止になった。

 9日夜の回は全国の映画館や劇場でライブビューイングが行われる予定だったが、これも中止になっていた。

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2013年5月9日のニュース