「おしん」は“ほっぺ”が決め手の8歳!母親役に上戸彩

[ 2013年2月6日 06:00 ]

映画「おしん」制作発表会でポーズをとる(左から)冨樫監督、上戸彩、濱田ここね、泉ピン子、橋田壽賀子

 80年代にNHK朝の連続テレビ小説として放送され、一大ブームとなった「おしん」の映画製作会見が5日、都内で行われ、主人公のおしん役が発表された。宮崎県出身の濱田ここね(8)で、小学3年生。母親を上戸彩(27)が演じ、テレビ版でおしんの子供時代を演じた小林綾子(40)、母親を演じた泉ピン子(65)も奉公先の奥様、大奥様役で出演する。

 濱田は会見に着物姿で登場し、「おしん役を一生懸命頑張ります」と元気いっぱいにあいさつ。主に宮崎県内でモデルとして活動し、全国区の仕事は初めて。1月初旬にはロケ現場の山形県を視察し、初めて雪を見て感動したという。オーディションには2471人が参加。冨樫森監督は「リンゴのほっぺの野性児はこの子だけ。パワー、生命力が決め手になった」と説明した。

 上戸は会見中、笑顔を絶やさない濱田に「衣装合わせで2時間ずっとそばにいて笑いっぱなし。撮影では笑えないから、今のうちに笑っておこうね」と笑顔を向けた。母親役について「まだ早いとか母親に見えないとか言われそうですが、泉さんに“命をかければ大丈夫”と言われたので、命がけでやる」と意気込んだ。

 テレビ版は83年4月~84年3月に放送され、ドラマ最高視聴率の62・9%を記録。世界86の国・地域で放送された。山形の貧しい家に生まれた少女が懸命に生き抜く物語で、原作の橋田壽賀子氏(87)は「いじめが問題になっている今、負けるなというメッセージを伝えたい」と話した。撮影は2月中旬から山形県内で行われ、10月公開予定。

 ◆濱田 ここね(はまだ・ここね)2004年(平16)3月31日、宮崎県生まれの8歳。3歳からモデルとして活動し、CMなどに出演。趣味は、ヒップホップダンス、映画観賞、絵を描くこと。好きな食べ物は寿司、ペロペロキャンディー。家族は両親。1メートル25、血液型B。

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