河内家菊水丸 甲状腺乳頭がん見つかり手術、成功 7日退院へ

[ 2013年1月6日 18:18 ]

「甲状腺乳頭がん」が見つかり、手術を受けていた河内家菊水丸

 伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸(49)に「甲状腺乳頭がん」が見つかり、手術が成功していたことを6日、所属事務所がファクスで発表した。

 菊水丸は昨年10月、人間ドックを受診し、病気の疑いが発覚。精密検査をし「甲状腺乳頭がん」と診断され、気管にがんが巻き付いていることも分かった。

 12月16日に仕事納め。同25日に大阪市内の病院で5時間に及ぶ手術を受け、甲状腺がん、気管支のがん細胞、リンパに転移したがん細胞を摘出した。

 同28日には集中治療室から一般病棟に移り、歩行訓練、声帯訓練のリハビリを経て、7日に退院することが決まった。

 菊水丸は所属事務所を通じて「声も順調に回復しています。リンパに転移していたがんが声帯を圧迫していたので、郭清できたことで、30代の声に戻る可能性が高いと言われました。今年の盆踊りが楽しみです」とコメントを発表した。

 今後は体調を見ながら、仕事を再開する。

 菊水丸は関西を拠点に活動。世相、事件を題材に音楽と笑いが融合した「新聞詠み河内音頭」というジャンルを確立した。盆踊りシーズンが終わる2009年9月「新聞詠み河内音頭家元」を返上。「伝統河内音頭継承者」という肩書で、正調河内音頭の音頭取りとして伝統の保存と継承に専念。レコードをはじめ、お宝グッズのコレクターとしても知られる。

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2013年1月6日のニュース