仏名優にロシア国籍 プーチン大統領、直接パスポート渡す

[ 2013年1月6日 17:17 ]

 ロシアのプーチン大統領は5日、南部の保養地ソチで、フランスの著名な俳優ジェラール・ドパルデュー(64)と面会、ロシア国籍を申請していたドパルデューにパスポートを直接渡した。インタファクス通信などが6日伝えた。

 ドパルデューは最高所得税率を75%とするフランス・オランド政権の方針に反発、フランス国籍を放棄すると公表していた。大統領は国籍を認めた理由として、ドパルデューのロシア映画への出演歴などを念頭に「ロシア文化への多大の貢献」を挙げた。

 フランスでは往年の著名俳優で動物愛護運動家として知られるブリジット・バルドー(78)も、病気になった動物園のゾウの殺処分に反対して、ロシア国籍を取る可能性に言及している。

 ロシアのペスコフ大統領報道官はバルドーの意向について「今は検討されていない。正式申請が出てから考慮する」と述べた。(共同)

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2013年1月6日のニュース