さくらももこ、歌手デビュー!?冬美新曲にコーラスで参加

[ 2013年1月6日 06:00 ]

さくらももこさんが描いた「坂本冬美 with M2」として発売する「花はただ咲く」のジャケット

 人気アニメ「ちびまる子ちゃん」で知られる漫画家さくらももこさん(47)が“歌手デビュー”する。坂本冬美(45)とユニット「坂本冬美 with M2」を結成。さくらさんが作詞し、THE BOOMの宮沢和史(46)が作曲した冬美の新曲「花はただ咲く」(2月20日発売)にコーラスで参加した。CDジャケットに加え、冬美の衣装となる着物のデザインも担当している。

 きっかけは昨年8月、冬美の関係者に届いた1通の手紙だった。差出人は「さくらももこ」。手紙とともに1枚のCDが同封され、宮沢が歌った「花はただ咲く」のデモ曲が入っていた。

 「曲が出来上がったときに、これは冬美さんに歌ってほしいと思った」とさくらさん。冬美と面識がないにもかかわらず送った“ラブレター”だった。

 曲を聴いた冬美は「とても良い歌」と感動。所属レコード会社のディレクターに話したところ「素晴らしい歌なので新曲で出そう」とトントン拍子で話が進んだ。

 初対面は12月中旬のレコーディング時。冬美が「せっかくなので一緒に歌いましょうよ」と提案。さくらさんは「えっ!?」と動揺したものの、そのまま乗せられコーラス参加。「シラフじゃとても無理」と酒を飲んでブースに入った。宮沢も参加し、ここに異色のユニットが誕生した。

 ユニット名は「宮沢」「ももこ」の頭文字Mを取り、さくらさんが「坂本冬美 with M2(エムツー)」と名付けた。冬美にとって、91年に故忌野清志郎さん、細野晴臣(65)と結成した「HIS」以来22年ぶりのユニットだ。

 マイナー調の哀感漂うメロディーを、明るく軽快なリズムで料理した曲。「島唄」を作った宮沢らしさがあふれる。さくらさんは「あんなに頼りない自分の声が上手に入っていて、レコーディングの技術って凄いな、と思いました」と謙遜。冬美は「カラオケで盛り上がれる歌なので、お花見ソングとして多くの方に歌ってほしい」と期待している。

 同世代の2人はすぐに打ち解け、クリスマスも一緒に過ごしたほど。この運命的な出会いに「この歌は、人との出会いや幸せを運んできてくれるような気がする」と冬美。新年を迎え「仕事の運気はこれでグンとアップすると思うので、プライベートは今年もダメでしょうね。あ~あ、結婚が遠のいちゃう。でもステキな友達と歌に出合えて本当にうれしい!」と話している。

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2013年1月6日のニュース