太陽で作った電気で演奏 奥田民生ら参加「ソーラー武道館」

[ 2012年12月20日 18:55 ]

 太陽光発電で作った電気で演奏する音楽祭「THE SOLAR BUDOKAN」(ソーラー武道館)が20日、日本武道館で開かれた。

 同音楽祭はミュージシャンの佐藤タイジが、東日本大震災をきっかけに「新しいことを始めなければ」と発案。奥田民生や斉藤和義、加藤登紀子ら、ジャンルや世代を超えて幅広い音楽家が参加した。

 「通常の電源に比べて音が格段にきれい」と話していた佐藤さんは「まだ電池、切れてない? 大丈夫?」などとジョークを飛ばしながら、豪華出演者と競演。言葉通りのクリアな音色を響かせ、約7000人の観客が熱いステージに酔いしれた。

 この日は晴天に恵まれ、日本武道館前に太陽電池パネル50枚が設置された。発電した電気は電子楽器の演奏などに使用。空調や館内照明は「グリーン電力証書」の購入を通じて間接的にソーラーで賄い、バックアップ電源などはバイオディーゼル発電で補った。

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2012年12月20日のニュース