山田涼介「金田一少年の事件簿」 尖閣問題乗り越えアジア各国同日放送

[ 2012年11月8日 11:21 ]

 Hey!Say!JUMPの山田涼介(19)が主演する日本テレビ開局60年特別ドラマ「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件」(来春放送)がクランクアップした。

 9月に沖縄・尖閣諸島問題をきっかけに中国全土で反日デモが起きる中、香港ロケを敢行。現地の男性から撮影妨害を受けるなどしたが、無事に撮了した。同局ドラマでは初めて、アジア各国で同日放送されることも決まった。

 香港が舞台で、台湾俳優ウーズン(33)やビビアン・スー(37)、韓国男性5人組「BIGBANG」のV・I(21)らアジア各国のスターが共演する国際色豊かな作品。言葉や文化などの壁も心配されたが、山田は「カメラが回っていない時も、ボディーランゲージとかで各国のドラマの撮り方の違いを話したり、和気あいあいと過ごしました」と説明。「“壁を越えられる”ということが、このドラマを見てもらえれば伝わると思います。
 
 日本にとどまらず、アジアのスターと一緒にそれを感じられたのが光栄です」と思いを語った。初の海外ロケとなったヒロイン役の川口春奈(17)も「言葉が違っても、みんなで頑張ったので、それが画面から伝われば」と話した。

 各国からの出演陣も国境を超えた絆をアピール。V・Iは「アジアのエンターテイナーが力を合わせていい作品を作って、それをみんなに見てもらうのが楽しみ」と期待を寄せ、日中関係の悪化を理由に一部で降板が報じられた香港俳優のエリック・ツァン(58)も「オールアジアを意識した挑戦的なプロジェクトに参加できたことをとても喜ばしく思います」と話した。絆を象徴するように、通常は日本よりも遅くなるアジア各国・地域での放送日は同じ日になる。

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2012年11月8日のニュース