イケメン集団引っ張る!竹下健人「Patch」旗揚げ公演で主演

[ 2012年9月21日 09:30 ]

空手で鍛えた心技体で、Patch旗揚げ公演の主演に挑む竹下健人

 10月4日に開幕する関西発の劇団「Patch」の旗揚げ公演「OLIVER BOYS」で主演を務める竹下健人(19)がこのほど、スポニチ本紙の取材に応じ、舞台への意気込みを語った。空手歴15年、全国ベスト8経験もある熱血スポーツマンが、15人のイケメン集団を引っ張る。

 4月に結成されたPatchは旗揚げ公演に向け、ここ1カ月半は1日8時間、週6回の稽古。演出家・末満健一氏の厳しいゲキが飛ぶ稽古場で、ひときわ長いセリフを熱く叫ぶのが竹下だ。

 大阪府出身で現在、龍谷大経済学部1回生。高校までは空手一筋で演技経験ゼロ。主役に決まった時には、ただただ驚いたという。初舞台と主演のプレッシャーで、「寝付けない。食事中もずっと芝居のこと考えてて、無意識にセリフをつぶやいてる」と苦笑いした。

 メンバーには、「生真面目」「暑苦しい」と言われる。硬派な性格は空手で育まれた。4歳のとき、泣き虫な息子を心配した両親が近所の空手道場に通わせた。負けず嫌いな少年はめきめき実力をつけ、小学3年生で「小学生全国空手道選手権大会」の団体戦(演武)でベスト8に。中学2年でジュニア最高段位の2段を取得。技術と礼儀の両面を評価された。Patchでも“黒帯”の実力を発揮する。殺陣などアクションでの切れのある美しい身のこなしは、さすがだ。稽古場に出入りするときには必ず一礼。その礼儀をメンバーにも浸透させた。

 仮面ライダーに憧れ役者を目指した。今作の主人公も、ヒーローになりたいとアクションクラブの門を叩く。末満氏が竹下のイメージを投影させてつくり上げた役だけに、熱血漢も志望動機も本人そのもの。「分身みたいなキャラを演じきって世間に認めてもらいたい欲もあるけど、15人の一体感を見せるのが一番の目標」と語った。

 憧れの俳優は堤真一。「コミカルからシリアスまで幅広い役ができる堤さんのようになりたい」と、同じ関西生まれでジャパンアクションクラブ出身の肉体派でもある大先輩を目標に、旗揚げ公演で役者人生のスタートラインに立つ。

続きを表示

2012年9月21日のニュース