2410mで歌う!加賀谷はつみ“史上最高”デビューライブ

[ 2012年9月21日 06:00 ]

「本日のスープ」でデビューする加賀谷はつみ

 “史上最高”のデビューライブを行う新人歌手がいる。「歌って登れる」が売りのシンガー・ソングハイカーこと加賀谷はつみ(26)。北アルプスの立山連峰にある日本一標高の高い場所(2410メートル)にある天然温泉の山小屋で、初冬の11月19日に敢行。ふぶくと山小屋までたどり着けない可能性がある中「雪山は厳しく、でもとても奇麗。心に残るライブにしたい」と張り切っている。

 “史上最高”のライブは壮大な立山連峰を眺めることができ「天空の絶景風呂」と登山客らに人気の山小屋「みくりが池温泉」で敢行する。

 メジャーデビュー曲「本日のスープ」(11月21日)の発売を記念した企画。例年この時期は雪が積もっており、当日はふぶくことも予想される。雪道を歩いて会場入りする加賀谷は「冬山登山も経験していますが、安全第一で行いたい」と強調。デビュー契約したワーナー・ミュージック担当者も「安全が最優先。予報の段階で厳しい悪天候だと分かれば中止か延期にします」と慎重に準備を進めている。

 今年3月に八ケ岳の北横岳(2480メートル)を登るなど大の山好き。専門誌などで「シンガー・ソングハイカー」と紹介され、注目を集めている。5月から始めた「山頂で歌ってみた」という企画で東京都最高峰・雲取山(2017メートル)などで歌う姿をYouTubeで公開しており「(デビューライブも)山で歌いたい!」と“史上最高のライブ”を提案した。昨夏出演した音楽イベント「立山黒部アルペンフェスティバル」で利用した「みくりが池温泉」を気に入り、デビューステージに選んだ。

 ライブで披露する「本日のスープ」は親交のある俳優大泉洋(39)の曲をカバー。♪雪の降る日は寄り添いながら やがて来る春に 遅いサクラを待ちわびながら――という詞にぴったりのシチュエーションで歌うことになる。加賀谷は「昨年、路上ライブをしながら全国47都道府県を巡るツアーで培った精神力を生かして、ライブを成功させたい」と胸を高鳴らせている。

 ◆加賀谷 はつみ(かがや・はつみ)1985年(昭60)10月1日、千葉県生まれの26歳。13歳から路上ライブを開始。昨年2月から約7カ月かけて全国47都道府県を巡る路上ライブを敢行。独特のアウトドア・ファッションは登山好きの女性「山ガール」の間でも話題に。幼少時から毎日スクワット100回を欠かさず行うなど体力にも自信がある。血液型O。

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