岩田守弘さん芸術監督に ロシアバレエ団で初

[ 2012年9月4日 20:45 ]

 世界最高峰のバレエ団の一つ、モスクワのボリショイ・バレエ団の第1ソリストだった岩田守弘さん(41)が、東シベリアにある国立ブリヤート劇場バレエ団の芸術監督に内定したことが4日、分かった。日本人がロシアのバレエ団の芸術監督に就任するのは初めて。

 岩田さんの所属事務所によると、ボリショイとの契約は今夏のシーズンまでで、7月に退団公演を開催した。同バレエ団では舞台運営と振付のほか、後進の育成に当たる。一方で、フリーランスのダンサーとしても活動していく。

 岩田さんは1990年にモスクワに渡り、96年からソリストとして活躍。岩田さんは「活動する場ができてうれしい。創作などさまざまな夢と希望を持っているので実現できるよう頑張りたい」としている。

 同劇場は、第2次世界大戦後、抑留されていた日本人が建設工事に携わったとされる。(共同)

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2012年9月4日のニュース